沿革


桂蔵寺の歴史
 
桂蔵寺は、慶長19年(1614)日本三景松島の名刹「瑞巌寺」80世廣天青(こうてんせい)和尚により、当時、無住であった寺を小規模ながら開創、桂の木でできた地蔵菩薩を本尊に祀ってあった事から寺号を「桂蔵寺」と称し、脇侍に日月の両天子が本尊を守ってあった事で、山号を「日月山」と称しました。
 
その後瑞巌寺91世らが住持し、105世天嶺性空(てんれいせいくう)の時代に心血を注がれ、伽藍・お堂が復興、弟子の実禅祖柏(じつぜんそはく)が住持をしました。
 
その後、二度の火災があり、当時の寺宝等がほとんど消滅しましたが、現在「本尊」「中興開山木造」「地蔵菩薩」「寺号額」などが当時のままに残っております。
 
瑞巌寺の歴史を調べますと、90世の入山が1540年頃とのことですから、まだまだ歴史はさかのぼるとのことでした。